「天意夕日を重んじ、人間晩晴を尊ぶ」

「人間学を学ぶ月間誌『致知』」の3月号に、次のような古人の詩が紹介されていました。
「天意夕日を重んじ、人間晩晴を尊ぶ」渋沢栄一が晩年、好んで揮亳(きごう)した言葉であるとされています。
(以下、致知3月号より抜粋)
「朝日の美しさは言うまでもないが、夕日の美しさにも格別である。太陽は1日中働き、沈む瞬間に一際鮮やかな光を放つ。夕日があんなに美しいのは、天がそうゆう生き方を称賛しているからである。人間もまた夕日のように晩年になればなるほど晴れ渡り、残照で周囲を照らすような生き方をしなさい、と言うことをこの言葉は教えている。栄一もそのような人生を生きた。私たちもまた歳とともに佳境(かきょう)に入り、完熟、晩晴していく人生を目指したい。」
この度、71歳になりましたが、コロナ禍で、世界が苦しむ中、未来に向かって希望を持ち、この詩が教えるように、晩年になればなるほど晴れ渡り、更には、残照で周囲を励まし、照らすことができるような生き方ができるよう、尽力してまいりたいと思います。(2022.4.13)

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