太平洋戦争(当時は大東亜戦争と言いました。)が終わって、77年、かねてより、行きたいと思っていた「知覧特攻平和会館」に行ってまいりました。(2022.8.13)訪れてみて初めで肌で感じるものがあり、身の引き締まる思いがしました。
大東亜戦争末期の沖縄戦に於いて爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たりで攻撃した陸軍特攻機の出撃基地であった知覧、この地から、祖国日本、そして愛する人々を守るために、特攻隊員達は、沖縄の海へと消えていきました。彼らが命を懸けて遺した出撃前の遺書や手紙には、特攻隊員としての使命観に溢れるもの、家族・愛する人への感謝の念、同僚への手紙、現在の心境を綴ったもの等があり、短い人生を一所懸命に生き抜いた若者たちの姿を見ることができ、胸にこみあげてくるものがありました。
私の父も海軍の志願兵でしたから、戦争の話はよく聞かされて育ちましたが、平和な今を生きる私達には、想像すらできない過酷な時代を生き抜いた若者たちの姿に、今の日本が取り戻さなければならない精神があるように感じました。そして、若くして散華された先人の皆様に心からの畏敬の念を抱くと共に、平和への真剣な祈りを捧げる時となりました。
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